【忙しい人向け】効率的な時間管理術!仕事・育児・勉強を両立するコツ

昼間は仕事をこなし、朝夕は育児に奮闘、さらにスキルアップも目指したい。そんな意欲に満ちた日々を送りながらも、「やることが多すぎて時間が足りない」と感じることはありませんか?残業や急な発熱などによる予定変更、家族のイベント参加など、毎日がすでに目一杯の中で自分の時間を捻出するのは簡単なことではありません。

しかし、無理なく両立できる方法はあります。限られた時間を有効活用するための工夫で新たな時間を生み出すことができます。

実は、世の中の成功者と呼ばれる人々も私たちと同じ24時間しか持っていません。違いは「時間の使い方」にあります。効率的な時間管理は単なる小手先のテクニックではなく、ライフスタイル全体を見直す機会になり得るのです。

本記事では、仕事と育児を両立しながらスキルアップを目指す女性のために、実践的で無理のない時間管理のコツをご紹介します。忙しい毎日の中でも、少しの工夫で大きな変化を生み出す方法を一緒に探っていきましょう。

リリィ

この記事はこんな人におすすめ
・忙しくて勉強時間を確保できないと悩んでいる人
・限られた時間で効率よく自己成長したい人
・タイムマネジメントを見直したいと考えている人

目次

効率的な時間管理の基本ルール

効率的な時間管理を実現するためには、まず自分の1日がどのように流れているのかを客観的に把握することが重要です。多くの場合、「時間がない」と感じる原因は、実際に時間がないわけではなく、時間の使い方が見えていないことにあります。

「ながら作業」や細切れの時間の積み重ねが意外な成果を生み出すことも少なくありません。毎日の習慣や行動パターンを見直し、わずかな隙間時間を見つけ出すことで、新たな可能性が広がるのです。

私自身も資格取得のために通勤電車の中で勉強したり、子どもが習い事をしている間にノートパソコンを開いて作業したりと、あらゆる「隙間時間」を活用してきました。そうした経験から得た実践的な時間管理のルールをご紹介します。

1日のスケジュールを可視化する

毎日の予定を頭の中だけで管理しようとすると、どうしてもモレや忘れが生じてしまいます。また、やることが頭をぐるぐると回り「忙しい」という焦りにつながっているように思います。特に忙しい日々を送る中では、急な予定変更にも対応できるよう、スケジュールを「見える化」することが大切です。

手帳やカレンダーアプリを活用し、1日の予定を時間帯ごとに細かく記入してみましょう。バーチカル手帳(時間軸が縦に表示されるタイプの手帳)は特におすすめで、1日の流れを俯瞰することができます。始業時間から終業時間、通勤時間、家事の時間、子どもの送り迎えなど、固定された予定をまず書き込みます。

一見すると予定でびっしり埋まっているように見えるかもしれませんが、実は隙間時間がいくつも存在していることに気づくはずです。電車での移動時間や昼休み、子どもの習い事の待ち時間など、意外と活用できる時間が見つかるものです。

スケジュールの可視化で重要なのは、ToDoリストと連動させることです。やるべきことをリストアップし、それぞれのタスクにかかる時間を概算で見積もります。「レポート作成:30分」「資格の過去問を解く:15分」といった具合に具体的な時間を設定することで、隙間時間に何ができるかが明確になります。

クリティカルパスを意識して優先順位を決める

時間管理において最も重要なのは、「何を優先すべきか」を見極めることです。プロジェクト管理でよく使われるクリティカルパス(最も時間がかかる工程の連なり)の考え方を日常生活にも応用できます。

例えば、仕事の締め切りや子どもの学校行事などの「動かせない予定」を中心に据え、そこから逆算して準備や前提となる作業を洗い出します。WBS(作業分解構造)の簡易版を作成すると、どの作業がどの作業の前提になっているかが分かりやすくなります。

「提出書類を完成させるには、資料収集が必要」「資料収集には上司の許可が必要」というように、作業の依存関係を整理すると、最初に着手すべきことが明確になります。時間に余裕がない中では、こうした「作業の整理」を早めに行うことが重要です。

緊急度と重要度を組み合わせたマトリクスも有効です。やるべきことを「緊急かつ重要」「緊急だが重要でない」「重要だが緊急でない」「緊急でも重要でもない」の4つに分類し、「緊急かつ重要」な事項から優先的に取り組みます。

ただし、注意したいのは「重要だが緊急でない」項目です。スキルアップのための勉強や健康維持のための運動などは、この分類に入ることが多いのですが、後回しにされがちです。こうした項目こそ、計画的に時間を確保することが大切です。

「予定が入っていない時間」を見える化する

スケジュールを可視化すると、固定された予定と予定の間に「空白の時間」が見えてきます。この時間を単なる「隙間」と捉えるのではなく、積極的に活用すべき「自由に使える時間」として認識することが重要です。

手帳やカレンダーアプリで、こうした空き時間を別の色でマーキングしておくと良いでしょう。例えば、30分以上のまとまった時間は青色、15分程度の短い時間は黄色というように区別すると、どの程度の作業ができるかが一目でわかります。

そして、ToDoリストから適切なタスクを選んで、この空き時間に割り当てていきます。集中力を要する作業は30分以上のまとまった時間に、簡単な確認作業や情報収集は短い時間に、というように使い分けると効率的です。

また、家事や育児の合間にできる「ながら作業」も侮れません。料理の煮込み時間や洗濯物を干している間など、数分単位の時間でも積み重ねれば大きな成果につながります。スマートフォンのメモ機能を使って、「いつでもどこでもできる5分タスク」のリストを作っておくと便利です。

今年度、私は「編集者のための〆切手帳」を使っています。もちろん、他のバーチカルタイプでも良いのですが下記の点が気に入っています。もし気になる方はぜひお問い合わせください。

  • バーチカルの上部欄にクリティカルパスを書きやすい
  • バーチカルの下部欄にプロジェクト単位のToDoを書きやすい
  • マンスリーページがない(月間予定はOutlookで管理できており、マンスリーページをうまく使えないので)
  • 行幅が広く、30分単位で予定を書ける

編集者のための〆切手帳 2025 複数のプロジェクトを管理できるガントチャート付き 複数のプロジェクトを管理できるガントチャート付き [ 株式会社WORDS ]

忙しくてもできる!隙間時間を活用した勉強術

仕事や育児に追われる毎日の中で、スキルアップのための時間を確保するのは一見難しく思えるかもしれません。しかし、日々の生活の中には意外と多くの「隙間時間」が存在しています。これらを効果的に活用することで、無理なく継続的に学習を進めることができるのです。

実際に私は、仕事と子育ての合間を縫って資格の勉強をし、日商簿記2級と応用情報の資格を取得することができました。また、毎年仕事に必要な知識を資格勉強を通して体系的に学ぶようにしています。特別なことをしたわけではなく、通勤時間や子どもが寝た後のわずかな時間を有効活用しただけです。

そこで、忙しい女性でも実践できる、隙間時間を活用した効果的な勉強法をご紹介します。

通勤時間をフル活用

多くの働く女性にとって、通勤時間は貴重な自分だけの時間です。特に電車での移動中は、スマートフォンやタブレットを使った学習に最適です。

電車の中では、資格試験の過去問アプリを使って問題を解くのがおすすめです。多くの資格試験では専用のアプリが提供されており、短時間で効率的に問題演習ができます。通勤時間が15分程度であれば、その間に5問程度の問題を解くことも可能です。

また、テキストをPDF化してスマートフォンに保存しておけば、いつでも読み返すことができます。特に理論的な内容や暗記が必要な部分は、通勤中のインプットに向いています。紙のテキストを持ち歩く必要がなく、荷物も増えないのがメリットです。

通勤中は集中力にムラがあることも考慮し、短い区間ごとに学習内容を区切るとよいでしょう。「○○駅から○○駅までの間に用語の確認をする」「次の駅までに問題を1問解く」というように、小さな目標を設定すると達成感も得られます。

混雑している電車内では読書が難しい場合もあります。そんな時は、教材の音声版や関連する講義の音声データを聴くことも効果的です。最近では、資格試験の解説や講義を音声コンテンツ化したものも増えてきています。

学生の頃のように、まとまった時間が取れるわけでも、一度見たら覚えられるわけでもないので、隙間時間で繰り返し学習することが大人の勉強としては効果的だと思います。

夜の時間を有効に使う

子どもが寝た後の夜の時間は、静かに集中して勉強できる貴重な時間です。しかし、一日の疲れが出る時間帯でもあるため、効率的に使うための工夫が必要です。

まず、大問を1〜2問解くことから始めると良いでしょう。通勤中などの隙間時間では扱いにくい、時間のかかる問題や思考力を要する問題に取り組むのに適しています。特に資格試験の実践問題など、一定の時間と集中力が必要なものは、この時間帯に挑戦するのがおすすめです。

ただし、疲れている状態で長時間勉強を続けるのは効率が悪くなります。ポモドーロ・テクニックを活用し、25分間集中して勉強した後に5分間休憩するというサイクルを繰り返すと、集中力を維持しやすくなります。夜の時間を使う場合は、最初から「2サイクル(約1時間)だけ」と決めておくと、無理なく続けられるでしょう。

また、翌日の準備も兼ねて、学習内容を要約したり、重要ポイントをノートにまとめたりする作業も効果的です。アウトプットすることで記憶の定着が促進され、理解度も高まります。

寝る前のわずかな時間でも、次の日の学習計画を立てておくと、効率よく勉強を進められます。「明日は通勤中に何を勉強するか」「昼休みにはどの部分を復習するか」など、具体的な計画を立てておくことで、隙間時間を無駄にせずに済みます。

休日にまとめて復習する

平日の隙間時間を活用した断片的な学習を補完するのが、休日のまとまった時間での復習です。一週間の学習内容を振り返ることで、知識の定着を図りましょう。

週末の朝など、比較的頭がすっきりしている時間帯に、その週に学んだ内容をノートにまとめたり、問題を解き直したりすることをおすすめします。断片的に学んだ知識をつなぎ合わせ、全体像を把握することが目的です。

復習の際は、自分の言葉で説明できるかどうかを意識すると効果的です。理解しているつもりでも、実際に説明しようとすると不明点が見つかることがよくあります。家族に簡単に説明してみたり、音声録音アプリに向かって話してみたりする方法も有効です。

また、復習の時間は、次週の学習計画を立てる機会でもあります。前の週の進捗状況を踏まえて、「来週はどの部分を重点的に学ぶか」「どのような問題に取り組むか」を決めておくと、効率的に学習を進められます。

休日に長時間勉強することが難しい場合は、家事の合間や子どもの昼寝の時間など、小さなまとまりの時間を活用することも考えましょう。1時間に満たない時間でも、計画的に使えば十分に復習は可能です。

まとめ

働きながら育児をこなし、さらにスキルアップも目指す。そんな忙しい日々を送る女性にとって、時間管理は最大の課題と言えるでしょう。しかし、適切な方法で時間を管理すれば、無理なく目標を達成することは十分に可能です。

本記事でご紹介した通り、効率的な時間管理の鍵は「可視化」と「優先順位付け」にあります。1日のスケジュールを見える化し、クリティカルパスを意識して優先順位を決めることで、限られた時間を最大限に活用できるのです。

また、通勤時間や夜の時間、休日のまとまった時間など、状況に応じた勉強法を使い分けることも重要です。隙間時間を見つけ出し、それぞれの時間帯に適した学習内容を当てはめていくことで、効率的に知識を吸収し、定着させることができます。

時間管理は一朝一夕に身につくものではありません。日々の生活の中で少しずつ試してみて、自分に合った方法を見つけていくことが大切です。まずは「スケジュールの可視化」から始めてみませんか?小さな一歩から、大きな変化が生まれるはずです。

限られた時間の中でも、工夫次第で可能性は無限に広がります。忙しい毎日だからこそ、効率的な時間管理を身につけて、仕事も育児もスキルアップも充実させていきましょう。

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この記事を書いた人

IT企業で営業として働きながら、2人の子育てと副業に奮闘中。
限られた時間の中で女性がスキルアップと収入アップを実現できる方法を模索し、実践した経験から「働く女性のスキル&副業ラボ」を運営。
\アイコンは愛兎をイメージしています/

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